ごあいさつ

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会長ごあいさつ



福岡県小学校長会 会長
渡邊 正則
(小郡市立のぞみが丘小学校長)

本年度、県小学校長会長を仰せつかりました小郡市立のぞみが丘小学校の渡邊正則と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

一昨年度末の全国一斉休校から続く新型コロナウイルス感染拡大に伴う、学校の様々な活動に対する影響は、収まるどころか、まだまだ予断を許さない状況となっています。そのような中に於いても校長先生方は、それぞれの学校で、子どもや職員の安全を最優先にしつつ、「子どもたちの学びを止めない」「私たちの学びを止めない」という強い決意をもって真摯に取り組まれていることに心より敬意を表します。

令和3年度は、1月に示された中央教育審議会答申「令和の日本型教育」の構築のスタートの年です。文部科学省の資料によれば【誰一人取り残すことのないポストコロナ時代の新たな学びの実現】と表されています。そのための教育の質の向上の両輪となるのが、一人1台端末を活用した授業改革と少人数指導です。また令和4年度からは高学年の教科担任制も始まる予定です。日本の小学校教育は大きく変わる節目となります。

 そのような中、私たちの貴重な情報交流の場、研修の場と位置付けて準備して参りました、第73回九小協福岡大会は、開催2ヶ月前になっても開催県が緊急事態宣言の中にあり、今後の感染防止の最大の切り札とされるワクチン接種の状況も見通せない現状のなか、校長先生方の参集は求めず、誌上での開催とさせていただくことになりました。本研究大会では、伝統あるこれまでの大会から内容を一部変更して、①不祥事防止②働き方改革③ICT環境④担任持ち時数⑤教科担任制⑥特別支援教育⑦外国語⑧若年教員⑨コロナ禍への対応の九つの視点からの情報交流の場を新たに位置付ける予定にしていました。これらは、私たち校長が日常的に抱える喫緊の課題で、各県によっても状況に大きな違いのある内容で、その交流を楽しみにしていたところです。今後、本年8月以降に配付される研究要録を基に、各県の実践やこれら九つの喫緊の課題にかかわる情報が、それぞれの校長先生方の実践に生かされることを期待しています。

 さて、私は県小学校長会の活動に関わらせていただく中で、全国連合小学校長会の活動にも参加させていただく機会を得ることができました。その中で私が強く感じたことは、職能集団である全国の校長先生が組織的に調査・研究活動に励み、小学校教育の充実・発展に努力されるとともに、全国的な調査研究活動をもとに教育条件整備や、積極的な施策提言を国に対してなされているということです。校長会という組織の役割・意義はこういうところにあるのではないかと強く感じたところです。今後もしばらくは先行き不透明な時代が続き、これからの学校は、従来通りの教育活動を進めていくことは難しく、新たな学校教育の在り方を確立していかなければなりません。県下700名の校長先生方、どうぞそれぞれのすばらしい想像力とリーダーシップを発揮され、また、本会の職能団体としての機能を存分に果たしていくことで様々な課題をともに乗り越えていきたいと思います。